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01 / OVERVIEW — PROJECT 06 / AI DEVELOPMENT EXPERIMENT

日々のものがたり

いつもの一日を、
あとから違う語り方で楽しむ。

公開中/開発を終了した実験プロジェクト

記録するだけの一日を、もう一度楽しめないか。

日常の出来事を、そのままの日記だけでなく、別の語り方でも楽しめないか。そんな発想から始めたWebアプリです。

文章または音声で受け取った一日を、まず読みやすいノーマル版に整えます。そのあと、昔話や短編小説として読むための入口をつくりました。

一日を整えて、語り方を選ぶ。

  • 01文章・音声から始める

    テキスト入力に加え、音声ファイルを受け取り、文字起こしからノーマル版をつくります。

  • 02ノーマル版を編集する

    生成されたノーマル版はその場で見直し、編集後の文章を物語変換の元にできます。

  • 03別の読み味にする

    昔話と短編小説を選び、結果はそれぞれ個別にコピーできます。

外部AIを使うからこそ、
守る場所を決める。

API
OpenAI Responses API/Transcriptions APIを使用
WORKER
APIキーをブラウザへ出さず、Worker経由で処理
PRIVACY
store:falseを指定し、入力・生成本文・引用原文を恒久保存しない設計
GUARD
操作単位の予算制御、通信異常時のfail-closed、訂正・数量・引用の保護
CHECK
本番候補Workerで文章と音声のE2Eを確認

事実を守ることと、物語を楽しむことの間で。

FREE GENERATION

自由に書かせると、事実が増える

自然な物語を求めるほど、入力にない行動や意味づけが混ざる難しさがありました。

STRICT CONSTRAINTS

守りを強めると、整形文に寄る

制約を強くすると、文章が安全でも、原文を言い換えたような読み味になりやすくなりました。

CURRENT STATUS

課題を残して、公開する

事実保護と創作性の両立は十分な品質まで到達しませんでした。経緯を記録したうえで、現在の状態を開発実験の成果として公開しています。

開発終了までの経緯を残す。

  1. 01
    目指したのは、同じ一日を何度も楽しむこと

    当初の中心的な価値は、出来事を入力すると、同じ一日をさまざまな語り方・物語として楽しめることでした。ノーマル日記だけで終わらせず、昔話、短編小説、探偵/ミステリー、ニュース風、別視点など、複数の読み味へ広げる構想から始めています。

  2. 02
    自由に書かせるほど、素材にない情報が混ざった

    AIに比較的自由に物語を書かせると、素材にない人物、行動、景色、感情、出来事の順序変更、引用位置の変更、数量や関係のずれが生まれました。木漏れ日、波の音、パンの香り、店内の様子、「小さな冒険が待っている」、素材にない「立ち止まる」「取り出す」といった情報が、自然な文章の中に混ざることがありました。

  3. 03
    守りを強めるほど、物語性が薄くなった

    訂正、数量、引用、禁止値、出来事順序、人物と行動の関係を保護し、Fact grounded方式、生成後のAI照合、安全停止、最大1回修正、fail-closedを段階的に導入しました。技術的な安全性は上がりましたが、制約を強めるほど文章の自由度が下がり、昔話も短編小説も原文を整形したような読み味へ寄っていきました。

  4. 04
    複数の方式を試し、別の課題にぶつかった

    一回生成、recipe方式、物語の芯を選ぶ方式、Fact grounded方式、生成AIと照合AIの組み合わせ、イベント固定方式、語り部品方式を試しました。改善のたびに別の問題が現れ、同じ論点を行ったり来たりする状態になりました。

  5. 05
    AIを使う開発運用も、同時に検証した

    このプロジェクトは、ChatGPTとCodexを使い、開発をどこまで委任できるかの実験でもありました。実装や検証を進められる場面はあった一方、技術判断、品質判断、方向修正、再承認、API試験、仕様確認で本人の介入は想定以上に増えました。技術課題が元の目的より優先され、事実保護やvalidatorが主役になったこと、開発の進め方を保てず本人が結果を運ぶ場面が増えたことも、運用上の課題として残りました。

  6. 06
    公開できても、目的を満たせなければ止める

    最終的に、「事実を厳密に守る」ことと、「自由で面白く、ジャンルごとに大きく違う物語を作る」ことを、今回の設計では十分な品質で両立できませんでした。当初の「たくさんのバリエーションを楽しむ」という価値からも離れ始めていたため、同じ開発を往復するより、ここまでを実験結果として残し、開発方法を見直して次へ進む判断をしました。

作ったものと、次へ残す学び。

公開まで作った部分

テキスト入力、音声入力、Transcriptions API、ノーマル文章生成、昔話、短編小説、訂正・数量・引用保護、Worker、API予算制御、fail-closed、本番E2E、Sites公開まで実装しました。途中で投げた未完成物ではなく、公開できるところまで作ったうえで、品質上の理由から開発を止めたプロジェクトです。

目的を技術から守る

最初に絶対に失いたくない価値を固定し、技術課題が目的を乗っ取っていないかを定期的に確認する必要があります。安全性を上げること自体を目的にせず、AIへ任せる範囲と人が握る範囲を明確にします。

次の開発へ持ち越すこと

高コストなモデルを設計の往復に使いすぎないこと、失敗した方式へ戻す場合は理由と差分を明確にすること、公開できても目的を満たしていなければ終了を選ぶこと。この判断を、次の開発の出発点にします。

AIに任せられる範囲と、
人が判断すべき場所を試す。

ChatGPTとCodexを使い、企画、設計、実装、検証をどこまでAIへ委任できるかを試しました。

実装や検証を進められる場面がある一方で、目的の管理、作品品質の判断、重要な方向修正には人の介入が必要だと分かりました。

公開中のアプリを見る

公開まで到達した現在版を確認できます。文章品質やジャンル表現には、開発記録として課題を残しています。

開発終了までの経緯を読む
OPEN APP

本作品は、AIを使った開発と物語生成の可能性・課題を記録した実験プロジェクトです。

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